消火器の使用期限(耐用年数)

消火器の耐用年数は10年

耐用年数を経過した消火器を使用して起こる事故が毎年あとをたちません。消火器は本来生命を守るためにあるものです。正しい使用方法を身につけて、消火器事故をなくしましょう。

過去の消火器事故では、大半が耐用年数は経過したものを使用した際に、破裂して頭部等に直撃するなど、重症を伴うものです。

消火器は、放射する際に非常に高い圧力が掛かります。そのため、消火器の容器は非常に頑丈につくられています。しかし耐用年数が経過して、傷がついていたり、腐食していたりすると、脆くなった部分が圧力にたえ切れず暴発する事があります。

消火器事故を防ぐために

消火器事故を防ぐために、以下のことを必ず守ってください。

  • 消火器の耐用年数は製造年月日から10年です(ただし、海岸地域、工場地域、風雨にさらされる場所など環境によって耐用年数は短くなります)。なお、10年を経過した容器は精密点検が必要になります。
  • 消火器は5年おきに業者による点検を行ってください。
  • 期限の切れた消火器は、個人で処分せずに、最寄の消防署や消防団、もしくは専門の業者に引きとって貰ってください。
  • 期限の切れた消火器は、訓練や試し放射に使用するのも絶対にやめてください。
  • 耐用期限内であっても、腐食や大きな傷、変形や著しいサビなどがある場合は、交換をしてください。

注意

消防署や消防団、また弊社では、消火器の訪問販売を一切しておりません。
悪質な販売業者にくれぐれもご注意ください。